こんにちは。
冬のシーズンを迎え、冬用タイヤへ付け替えられる方の数もピークを迎えています。
(インフルエンザも大流行している様なのでくれぐれもお気を付け下さい)
スタッドレスタイヤの寿命について気になっていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
いざ雪道に行ってグリップが効かなければ事故に繋がってしまいます。
スタッドレスタイヤの寿命は、
1.「溝の深さ」
2.「タイヤの硬さ」(硬度)
の2点で見る事ができます。
「溝」は皆様ご存知の通り、深ければ深いほどグリップが効きます。
「硬さ」については、柔らかければ柔らかい程グリップ力が高まります。
溝については走行距離や、乗り方による部分が大きいので、今回は割愛し、
本日は「硬さ」(硬度)を取り上げてみたいと思います。
タイヤの硬度は、新品状態が1番柔らかく、そこから不可逆的に硬くなっていきます。
輪ゴムを野ざらしにしていると硬くなって少し力を加えただけで千切れてしまうことを
イメージして頂けると分かりやすいかと思います。
では、どのくらいの年数で寿命が来るのでしょうか?
今回測ってみました。
一般的に、タイヤの硬度が60を超えると、スタッドレスとしての性能が失われると
言われています。
タイヤの硬度は、このような硬度計を用いて測ります。
また、今回実験に用いたタイヤは、ダンロップのウインターマックスシリーズです。
では見てみましょう。
こちらは、2018年製のタイヤです。(製造から約1年。シーズンで言えば2年目)
硬度は凡そ45です。
まだまだ柔らかいですね。
2017年製、3シーズン目です。
硬度が50を超えてきました。
2016年製、4シーズン目です。
硬度は約54。
2015年製、5シーズン目です。
硬度約57で黄色の危険水準に突入しています。
来年には60を超えて来ると思うので、そろそろ交換時期でしょうか。
スタッドレスの寿命は3~5年と言われていますが、今回の測定結果だけを見れば、
凡そその通りでなのではないでしょうか。
また、硬度60が目安ではありますが、硬くなればなるほど効きが甘くなるので、
年数の経過してきたスタッドレスで走行される際は慎重に運転した方が良さそうです。
ご参考になれば幸いです。