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中広店

エンジンオイルも色々 ~プレミアムオイルのススメ~

投稿日:2019年3月11日 更新日:

 

 

 

こんにちは。

 

春になり、大型連休を控えこれからドライブをされる機会も増えることと

思いますので、本日はエンジンオイルのお話をさせて頂きたいと思います。

 

 

 

 

そもそも、エンジンオイルとは??

 

 

 

車のエンジンは、よく人間の「心臓」に例えられます。それは、車を動かす動力源だからです。
その“心臓”をスムーズに働かせる“血液”としての役割を果たすのが、潤滑油となるエンジンオイルです。
それに加え、「冷却」「密閉」「清浄分散作用」「防錆」という作用があります。5つの作用の効果を見てみましょう。

 

 

 

「潤滑」

種類によって異なりますが、エンジンは1分間に数百~数千回転をして、車を動かす動力をつくります。その際に金属のパーツ同士が接触する部分にオイルで膜をつくり、摩擦を減らし、エンジンを滑らかに動かします。

 

 

 

 

「冷却」

エンジン内はガソリンの燃焼と高速回転による摩擦で、時には100℃以上の高温になります。そこにエンジンオイルがエンジン内を循環し、各パーツの熱を吸収することで、冷却します。

 

 

 

「密閉」

ガソリンと空気を混ぜ、爆発させてエネルギーをつくる「シリンダー」と、シリンダー内部で爆発をピストン運動によって、動力にかえる「ピストン」。その間の隙間にエンジンオイルが入り込み、隙間を密封してエネルギーロスを防ぎます。

 

 

 

「清浄分散作用」

エンジン内には、燃焼や回転運動により、燃料のススや金属の磨耗した粉など様々な汚れが発生します。循環するエンジンオイルが、その汚れを洗い、フィルターへ運びます。

 

 

 

「防錆」

高温になるエンジンは、外との温度差によって発生する水蒸気が結露し、錆や腐食の原因となります。「水と油」というように、金属であるエンジンのパーツにオイルが行き渡ることで、水分をはじき、錆や腐食を防ぐのです。

 

 

 

 

エンジンオイルが非常に多くの役割を担っていることがお分かり頂けたかと思います。

重要な消耗品ですので、交換は約6か月若しくは5,000km毎をお勧めしております。

 

 

 

では、なぜ交換が必要なのでしょうか?

 

 

エンジンオイルは、燃料の燃焼によって発生するススや燃焼しきらなかった燃料、金属の磨耗した粉を吸収します。
不純物を含んだオイルは、黒くなり汚れ、性能が劣化してしまいます。
また、使用し続けることで、消費され、量が減少していきます。そうした理由で定期的な交換が必要不可欠なのです。

 

 

 

 

 

 

また、一口にエンジンオイルと言っても、タイトルの通り色々な種類があります。

選び方のポイントを解説します。

 

 

 

 

オイル選びのポイント

 

 

 

・種類

 

 

L化学合成油

原油を精製し、化学的に合成した最高級オイル。不純物を可能な限り排除しているので高純度なのも特徴です。耐熱性も高いのでオイルの劣化がしづらく、蒸発性も低いのでオイルが長持ちします。

 

 

 

L部分合成油

鉱物油と化学合成油をブレンドしたオイル。劣化が早い鉱物油のデメリットを、化学合成油で補っています。

 

 

 

L鉱物油(ミネラルオイル)

原油を蒸留して精製したオイル。3種類のなかでは最もリーズナル。しかし、その分、耐熱性能や酸化に弱いです。性能的には、現代のエンジンにはあまり向いていません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・粘度

 

 

 

エンジンオイルは、「低温時では硬く、高温時では柔らかい」という粘りの特性をもちます。
粘度規格は、低温時と高温時での性能を表します。
「アメリカ自動車技術者協会」がオイルの粘度を定めた規格で、SAE規格といいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・規格

 

 

 

国際的な機関によりエンジンオイルのグレードを定められています。

 

 

 

 

API規格

 

 

 

ドーナツ型のAPIマークは、アメリカ石油協会であるAPlの認定テストに合格したことを示します。左側は「S」はガソリンエンジン用を示します、右側はグレードを表し、「A」~「N」まであり、現在「N」が最高グレードです。

 

 

 

 

SAE

 

 

 

 

 

 

ILSAC規格

 

日米の自動車工業会で組織する国際潤滑油標準化認定委員会(ILSAC)が、API規格に、「省燃費性能」を加味して評価した規格。ILSACマークは、通称「スターバーストマーク」とも呼ばれます。API規格の「SH」以上のグレードのオイルに燃費節減試験などを行い、認証します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ACEA規格

 

 

ヨーロッパ自動車工業会によって制定される規格。耐久性能を重視する一方、省燃費性能や排ガス中の有害物質削減など環境性能も高いレベルでクリアすることを要求する厳しい規格です。よって取得しているオイルは、高性能であるといえます。スバルでは、プレミアムオイルの3種が獲得しています。「A」はガソリン車、「B」はディーゼル車を指し、数字によって性能が変わります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スバルのオイルいろいろ

 

 

 

Lスタンダードオイル

 

 

 

・SN 0W20

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

NA(ノンターボ)のお車には標準状態でこのオイルが入っています。

 

 

 

このオイルの特徴は、

 

 

 

①環境にも配慮した新開発省燃費オイル

 

API規格「SN」と、ILSAC規格「GF-5」と、両規格で最高グレードを獲得している高性能オイルです。また排気ガス浄化システムの保護性能を高めたことにより、排気ガス後処理装置の寿命延長と有毒ガスの排出抑制に貢献する、環境に優しいオイルです。

 

 

 

②特に優れた省燃費性能

 

高度に精製された化学合成ベースオイルと高機能粘度調整剤を使用することで、燃費に効果的な粘度特性を実現しています。「エンジンの耐摩耗性」「耐腐食性」「エンジンオイルの酸化防止性」「粘度上昇の抑制」の各種性能も高めています。更に、摩擦調整剤の効果を高める新処方により、省燃費性能を向上させています。

 

 

 

③清浄性能を強化したオイル

 

エンジンオイルの耐久性を向上させ、エンジン内部をクリーンに保つ清浄性能を強化。エンジンスラッジ防止性能やピストン清浄性能が向上しています。

 

 

 

 

 

・SN 5W30

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スバルのターボ車にはこのオイルが入っています。

 

 

このオイルの特徴は、SN 0W20の特徴に加えて、

スバル純正オイル唯一の部分合成油でコストが他に比べて安いながらも、ドライブシーン、使用するクルマ、季節を選ばず高性能を発揮するので、コストパフォーマンスに優れます。

また、ターボ車に適用していることからも分かる様に、高温時のエンジン保護性能に優れています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Lプレミアムオイル

 

 

 

 

SUBARU LES PLÉIADES ZERO 0W30

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何といってもスバルがオススメするのがこのオイル!!!

 

 

超低温での流動性に優れ、超高温でのこげつき性にも優れたプレミアムオイル「PAO」をベースオイルに100%使用。高温時においても厚い油膜の保持し、ターボ車にも使用できる低粘度を実現しています。高回転で高負荷なドライブをする場合は、高粘度のオイルが向いているとされてきた常識を打ち破る全域高性能オイルです。

 

 

不純物を含まないので酸化しづらく、蒸発性も低いです。時代に求められている省燃費性能をもち、エンジンの保護性能も非常に高いレベルで兼ね備えています。

 

 

フリクションロスが低いという特徴により、低回転から高回転まで優れたエンジンレスポンスと軽快で滑らかな回転フィーリングを感じることができます。ドライブシーン、使用するクルマ、季節を選ばず高性能を発揮するオイルです。

 

 

 

 

すべての要素を高いレベルで兼ね備えるベストバランスオイルです!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当スタッフにもこのオイルを愛車に投入している者が複数おりますので、感想を聞いて

みましょう。

 

 

 

 

テクニカルスタッフT君

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

愛車:WRX STI(VAB型)

 

「燃費が良くしたかった為、入れてみました。レ・プレイアードゼロを入れて3,000km程走行しましたが、確かに燃費が少し改善しました。また、アクセル操作に対するレスポンスが良くなり、車自体が軽くなった様な感覚があります」

 

 

 

 

テクニカルスタッフS君

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

愛車:WRX STI(GDB型)

 

「ハイパワーエンジンを搭載しているので、高温時のエンジンを保護したかった為、入れることにしました。標準オイルですと4,000km程で劣化し、汚れも目立って来ますが、レ・プレイアードゼロは同じ走行距離でも明らかに劣化せず、汚れも少ないです。また、エンジン音が少し静かになった様な気がします。」

 

 

 

やはりプレミアムオイルは性能が良いようです。

 

 

 

長文乱文失礼致しました。

ご参考にして頂ければ幸いです。